RGP活動趣旨

 近年、ビデオゲーム研究(ゲーム・スタディーズ)は、欧米を中心に飛躍的な拡大を続けています。
 2005年には”Handbook of Computer Game Studies”がThe MIT Pressより発刊されたことで、学問分野のひとつとして認知され、現在最も注目を集めている領域として位置付けられます。

 立命館大学ゲーム・スタディーズ研究会(RGP: Ritsumeikan Game Studies Party)は、そのようなゲーム・スタディーズの読書会であり、毎回、8-12ページ程度の論文を1本取り上げ、担当者が作成したレジュメを頼りに読解と議論を行っています。

 ゲーム・スタディーズは「未発達」であるとしばしば嘆かれますが、これは関係する研究が各方面に拡散しているに過ぎず、現実には極めて多くの先行研究が存在しています。本研究会では、そういった分散する先行研究のサーヴェイ(基礎調査)を活動の本懐として位置づけ、立命館大学におけるビデオゲーム研究の基盤創成に寄与することを目的としています。その意味で、RGPは2011年4月に設立された「立命館大学ゲーム研究センター」の根幹を支える活動の一つであり、国内におけるビデオゲーム研究の最前線であるといっても過言ではありません。

 現在、RGPは教員・院生・学部生が立場を超えて自由に発言し議論を戦わせる、とても「熱い」場となっています。哲学・文学・芸術学といった人文科学からのアプローチのみならず、ゲームなどのインタラクティブメディアを対象とする社会学経営学といった社会科学からも、様々なテーマの論文について検討を行っています。

 ゲームおよびゲーム研究に関心をもつ方、ゲーム開発者を目指す方なら、どなたでもご参加いただけます。ご自身の卒業論文などのテーマに関わる研究について持ち込んでいただいても構いません。どうぞふるってご参加ください。
もちろんお近くの方々への情宣も大歓迎です。